「はじめてのインド料理」/インドの家庭料理 | 旧・日常&読んだ本log
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- ミラ メータ, Mira Mehta
- 「はじめてのインド料理―HEALTHY WAY TO INDIAN COOKING
」
どこかで見た名前だなぁ、と思ったら、以前、読んだことのある、「インド、カレーの旅
」と、同じ作者さんでありました。「インド料理」ということで、今度はカレーのみに限定されずに、その他のインド料理、それも家庭的な野菜炒めや、サラダ、デザートなどが載せられています。
目次
基本のスパイス13種
インドの食事のスタイル
カレー Curries
野菜炒め Vegetables
米料理・パン Rice&Breads
サラダ Saladas
飲み物・デザート Drinks&Desserts
もっと知りたいインド料理
インド料理は、以下の構成で供せられるのだという。
ご飯、パン(場所により両方かどちらか)
カレー(野菜、肉、魚など)
野菜炒め(カレーとの味のバランスで)
サラダ(ライタ、カチュンバルなど)
飲み物(ラッシなど)
デザート、紅茶(両方またはどちらか)
インドは日本と同じアジアの一部。日本を見ても分かるけれど、アジア料理の基本は、料理の数が一品よりは、何品もある方が喜ばれる事。デザートを除いた、これらのお皿が食卓にドーンと乗るのだそう。
読んでるとね、スパイスさえ用意すれば、実は家でも作れそうなものが多いのですよ。「季節のいちばんおいしく安い材料で、短時間でささっと料理して食べて」しまうからなのかなぁ。実際、ここで紹介されているレシピのほとんどは、30分以内で出来てしまうそう。
レモンまたは酢であえたサラダをカチュンバルといい、食事の時に食べるヨーグルトのサラダをライタというのだという。この辺は混ぜるだけなので、特に簡単に出来ちゃいそう。夏場には、きゅうりライタなんかが美味しそう♪
ラッシ、チャツネの作り方も載っています。今度、ラッシーを作ってみようかなぁ、と思いました(いや作るっつか、ほぼ延ばすだけなんだけど。特にラッシーに合うヨーグルトの銘柄とかあるんでしょうか)。
ちょっと面白かったのが、料理に銀箔を乗せる事!日本だったら、金箔だよね。お祝いやおもてなしの時に、豪華さを添えるために乗せるそう。身体にいいものとして、珍重されているとのこと。
もう一点、なぜ、手で食べるのかという問いに対する答えとなる、「食事は体全体で食べるもの」も面白かった。インドでは食事は五感を楽しませるもので、目で見て喜び、匂いをかいで香りを楽しみ、手で触って温かさにほっとし、食事を用意するときの音を楽しむのだそう。そういえば、「村田エフェンディ滞土録
」にも、美味そうな手触りというものがある、というフレーズがあったものなぁ。日本で手を使うのは、おむすびやお寿司? そういえば、おむすびも何だかほっとするものね。